本艇は、ワラム社設計によるTiki26ヨットのクラシックラインと、最先端の電気推進技術とを組み合わせたユニークな船です。環境にやさしく騒音が少ないことに加え、乗って楽しく、くつろぐことができ、オペレーションコストが低くメンテナンスも容易です。使用歴は少なく、コンディションは非常に良好です。
2020年にオランダで製造、当初は船外機付けされていましたが、日本に輸入後、電気推進システムが搭載されました。
最近はダイビング用に使用されていましたが、沿岸の長距離クルーズや海上キャンプ、家族の週末レジャーや観光客向けのディナークルーズにも利用できます。同じタイプの艇で海洋横断クルーズをした人もいますので、冒険好きの方なら遠洋航海に挑戦することも可能でしょう。
| ブランド | Wharram |
|---|---|
| モデル | Tiki |
| 年式 | 2020 |
| ハル形状 | カタマラン |
| ハル材質 | 木材、ファイバーグラス |
| 排水量 | 1,000kg |
| ハルスピード | 6.9ノット |
| クルージング速度 | 5ノット |
| 保管地 | 沖縄 |
| 航行区域 | 沿海 |
| 全長 | 7.9m |
|---|---|
| ビーム | 4.6m |
| ドラフト | 0.4m |
| 推進システム | 電気 |
| モーター | Aquamot x 2 |
| バッテリー | 48Vチタン酸リチウム x 2 |
| モーター出力 | 各4.3KW |
| 船検有効期間 | 2027年9月23日まで |
| 定員 | 9 (6+3) |
写真ギャラリー
クリックすると大きいサイズの写真が見られます
詳細
免責事項
可能な限り正確な情報の掲載に努めておりますが、誤った情報や古くなった情報、省略された箇所がある場合があります。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についてもKonpira Consultingは一切責任を負いません。内覧の際に必ずすべての詳細をご自身で確認いただくようお願いいたします。
Tiki 26の設計
ヨットデザイナーのジェームス・ワラム氏は、ポリネシア地方の伝統的な船の設計コンセプトと原則に沿った、高性能のカタマランをデザインしました。その設計には柔軟性があり、荒れた海況で艇が受ける負荷をうまくコントロールできます。ワラム社製のすべてのヨットは、耐航性と安定性、シンプルさに加え、娯楽性やスピード感も兼ね備えることで定評があります。
ハルはスリムなV型で喫水線長／速度比が非常によく、カヌー型スターンのため積載量が最大でも水抵抗はわずかです。結果として、風上に向かうときもキールやダガーボードは不要なので、浅瀬にも安全に進入でき、浜に引き揚げるのも容易です。
また本艇はカスタムメイドのマストステップが装備されており、簡単にマストの上下が可能です。セイル面積は合計26.5平方メートルで、メインスルは2リーフ、ジブは1リーフ。セイルカバーは2枚あります。
専用トレーラー付きで、場所を移動したり輸送コンテナに格納したりするための解体も容易です。なお、購入者のご希望があれば、艇を解体して国内外へ移送することが可能であり、その費用は販売価格に含まれます。
電気推進装置
本艇は、帆走していないときに利用できる高性能の電気推進システムを搭載しています。オーストリアのAquamot社製4.3kWのポッド式モーターで、高品質でパワフル、かつ無公害のモーターとして市場トップの製品です。特に、以下のような特徴が高い評価を得ています。
- 折りたためる2枚バネのプロペラと最先端の抵抗最適化コンピュータモデルによる設計で、水抵抗が最小に抑えられている
- 比類のない推進力と高い効率性を持つ
- 非常に堅牢で信頼性が高い
- 他のどの船舶用電気エンジンよりも静か
このモーターは充電可能な2台のToshiba 48V SCIBバッテリーで駆動します。これらは3kWhのチタン酸リチウムバッテリーで、通常のリチウムイオンバッテリーよりも高速で充電できる、耐用年数が長い、極寒でも性能を発揮する、入出力パワーが強い、といった優れた特徴があります。スキッパーはコックピットにあるダブルスロットルで2台のモーターを操作できます。
この電気推進システムを含めて、本艇は日本小型船舶検査機構（JCI）の厳しい安全性および運用上の基準を満たしています。
エクステリア
センターコックピットには8人が余裕をもって乗船でき、ステンレス製の日よけが設置されています。また、両舷に2つずつ、計4つの十分な収納サイズのロッカーがあります。
マストの前部には木製のプラットフォーム（4.6m x 2m）があり、ここでくつろいだり、ダイビングのギアを保管したりなどが可能です。さらに、このプラットフォームにぴったり収まるよう設計されたローテーブルもついています。このプラットフォームにテントを張って海上キャンプが簡単にできるのも、Tiki 26ならではです。
インテリア
両ハルともセイル、救命胴衣、食料、工具その他の機器を収納するのに十分なスペースがあります。また、それぞれ1人が就寝できます。
バッテリーおよびモーターコントローラーは各ハルの船尾に位置し、電子パネル類は各ハルの入口付近に設置されています。
機器類
- 4.3kW Aquamot ポッド式モーター、AC スピードコントローラー付き (2)
- 3kWh 48V Toshiba SCIB バッテリー、充電コントローラー付き (2)
- 1kWh 48V Toshiba SCIB バッテリー、充電コントローラー付き（予備）
- Victron Cerbo GX コミュニケーションセンター、GX Touch 70 タッチスクリーンディスプレイ付き
- Victron SmartSolar MPPT 150/35 太陽光充電コントローラー(2) ＜ソーラーパネルは含まれません＞
- Victron Orion-Tr 48/12V 絶縁型DC-DC コンバーター
- Garmin トランサム設置型トランスデューサー
- Galaxy Tab Active Pro（丈夫なタブレットコンプーター）＜主にGarmin ActiveCaptain チャートプロッターおよびバッテリーのモニタリング用＞
- 12V バッテリーと充電コントローラー(2) ＜ナビゲーションライト、VictronとGarminの各装置、およびパソコン用＞