日本の海を開く
私たちは、もっと多くの外国人・日本人の皆さんに、自分のボートでもチャーターしたヨットでもカヤックでも、いろいろな楽しみ方で日本の多様で美しい海の素晴らしさを体験していただきたいと考えています。また、外国人クルーザーの増加に対応できるようマリーナ施設の開発や運営をサポートし、日本の海洋観光業界で積極的な役割を果たせるように努力しています。
私たちのアプローチ
独自性
お客様の視点に立ってご希望を理解し、そのご期待に応えるプランをオーダーメイドでつくります。たとえば、私たちが提供するヨットツアーは、文化や料理、ハイキングなど、それぞれのお客様のご興味にあわせてひとつひとつ企画されます。
積極性
お客様のニーズを予測し、問題点を明らかにして早期に解決策を講じます。たとえば、台風が接近している場合、クルージングを予定されているお客様のために1週間前までにさまざまな係留オプションを計画します。
人と文化へのフォーカス
日本が訪れるべきすばらしい場所なのは、友好的な人々と豊かな文化があるからです。お客様が地元の人々とふれあい、文化を直接体験できるような、異文化コミュニケーション促進の機会提供に努めています。
「Konpira」について
Konpira Consultingの社名は、「金比羅」に由来します。金比羅は船乗りや海の旅人を保護する仏教の神様であり、また「こんぴらさま」として知られる四国の金刀比羅神社も有名です。でもKonpira Consultingは、お客様の宗教(あるいは無宗教)に関わらず、日本の海の素晴らしさを安全に体験したいすべての方をお守りすることをお約束します。
カーク・パタソンについて
Konpira Consulting創設者であるカーク・パタソン(Kirk Patterson)は、日本在住歴30年以上のカナダ人で、日本語は読み書き・会話ともに流暢です。東京の企業数社で25年間働いた後に引退。それまでセーリングの経験がなかったにもかかわらず、長年の夢だった外洋クルーザーになるためカナダに戻り、40フィートの鉄製ヨット「Silk Purse(シルクパース号)」を購入。4年間にわたってブリティッシュコロンビア州とアラスカ州海岸を、常に単独でクルージングすることで航海技術を学びました。
それから彼は、南太平洋へ向かい、そこから世界一周の旅に出ることを計画します。が、その前に、完全日本一周を成し遂げた外国人がいないことを知って、まずそれに挑戦することにしたのです。
2012年、カークはブリティッシュコロンビア州のヴィクトリア市を出航、日本へ向かいました。途中のホノルルでは、台風と修理のため11か月も足止めされるという経験を(その間、航海費用を補うためワイキキでバーテンダーとして働くという経験も)しました。翌年、ようやく日本に到着。その後3年かけて列島全体を周航するうち、カークはすぐに日本が素晴らしいクルージング適地であることに気づきました。良いところばかりでマイナス面はほとんどないのです。しかし、その事実は外国のクルーザーにはほとんど知られていません。そのため、日本一周を終えて世界の別の場所へ向かう前に、もう少し日本にとどまり、日本の海のクルージング・ガイドを書くことにしました。
しかし、よく言われるように「思いもかけないことが起こるのが人生」です。福岡のマリーナで素敵な女性と出会ったカークは、結婚して日本に永住することを決心。その後もしばらく、クルージング・ガイドの情報収集のため日本の海を巡り続けましたが、2019年、ついに「錨を下ろして」Konpira Consultingに専念することとなりました。なお、日本クルージング・ガイドは、2021年の刊行を目標に現在も執筆を続けています。
カークは日本研究を専門とした国際関係学の博士号を取得しています。そのアカデミックな経歴と海への愛情を組み合わせて、彼はいま、日本の国が海とどのような関係を築いてきたのか、歴史的文化的な観点から広範に研究するプロジェクトを進めています。日本は高度に発達した島国でありながら、なぜイギリスのような海洋文化国にはならなかったのでしょう?
カークは、海への愛と日本への愛を世界中の人々と共有することを楽しみにしています。